お知らせ

中間証明書・ルート証明書切り替えのお知らせ

2025年06月23日

いつも弊社のSSLサービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび、弊社が提供するSSLサーバ証明書において、中間証明書およびルート証明書の切り替え(変更)を実施いたします。

なぜ切り替えるのか?

本対応は、最新のセキュリティ基準(SHA‑2/EV透過性など)への適合および将来の信頼性向上を目的としたものです。
2025年8月1日以降のお申込み分より、下記の通り新しい中間証明書・ルート証明書が適用されます。

下位互換性の確保(クロスサイン)

新しいRoot R46は、旧来のTrusted Root(USERTrust RSAなど)によってクロスサインされています。

つまり、古い環境においても新しいRootが信頼されるよう、互換性を保つ構成になっており既存ユーザーには影響を与えません。

段階的な切り替えで既存証明書の中断はありません

移行は段階的に行われ、既存の証明書は有効期間中はそのまま利用可能です。

ただし、移行以降に発行される新しい証明書はRoot R46を起点としたチェーンとなります。


更新内容(証明書種別ごとの構成)

証明書種別 中間証明書(新) ルート証明書
DV(ドメイン認証) FujiSSL RSA Domain Validation Secure Server CA 2 Sectigo Public Server Authentication Root R46
OV(企業認証) FujiSSL RSA Organization Validation Secure Server CA 2 Sectigo Public Server Authentication Root R46
EV(EV認証) FujiSSL RSA Extended Validation Secure Server CA 2 Sectigo Public Server Authentication Root R46

適用開始日

  • 2025年8月1日(金)以降のお申込み分より新構成にて発行

  • 再発行・更新も同様に新しいチェーン構成が適用されます


お客様における対応について

対象証明書の発行時には、証明書発行通知メールに新しい中間証明書およびルート証明書が自動的に添付されております。

お客様には、これまで通りエンドエンティティ証明書と中間証明書をまとめてサーバへ適用していただく対応で問題ございません。
特別な追加作業や申請は不要です。


旧ルート証明書の使用用途について

これまでの証明書では、ルート証明書として「USERTrust RSA Certification Authority」が使用されておりました。
現在も多くのOSやブラウザに信頼されているため、以下のような用途では引き続き有効です。

  • 2025年7月31日以前に発行されたSSLサーバ証明書

  • 古いブラウザ・OS・システムとの互換性を維持する必要がある環境

  • 閉域網や社内システム、検証環境等での利用

ただし、今後は旧ルート証明書の信頼対象からの除外が各種プラットフォームで進む可能性があるため、新ルートへの切替を前提とした運用を推奨いたします。


ご不明な点について

中間証明書の適用方法や、証明書チェーンに関してご不明な点がございましたら、弊社サポートまでお気軽にお問い合わせください。

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