はい、問題ありません。FujiSSLの証明書は、Google Chromeをはじめとする主要なブラウザすべてに標準で信頼されており、警告が表示されることはありません。安心してご利用いただけます。
以下では、その理由と、ブラウザごとの対応状況、万が一警告が表示された場合の確認方法まで、詳しくご説明します。
なぜFujiSSLの証明書は警告が出ないのか
ブラウザが証明書を「信頼できる」と判断するかどうかは、その証明書が、ブラウザに組み込まれた「信頼されたルート証明書」までたどれるかどうかで決まります。たどれなければ「この接続は安全ではありません」といった警告が表示され、たどれれば鍵マークが表示されます。
FujiSSLの証明書は、世界最大級の商用認証局Sectigoのルートで発行されています。Sectigoは20年以上の実績を持ち、世界200か国以上で1億枚を超える証明書を発行してきた認証局です。そのルート証明書は、Google・Microsoft・Apple・Mozillaをはじめとする主要なルートストアに標準で組み込まれています。つまり、FujiSSLの証明書は、世界中のブラウザが「信頼できる」と判断する基盤の上で発行されているため、警告が出ることはありません。
ブラウザごとの対応状況
主要なブラウザは、いずれもFujiSSLの証明書を標準で信頼します。
- Google Chrome:現行版はもちろん、それ以降のすべてのバージョンで警告なく利用できます。かつてChrome 70で一部の証明書に警告が表示された事例がありましたが、これは特定の認証局の古いルートに関する問題であり、現在FujiSSLが採用するSectigoの新ルートには該当しません。
- Microsoft Edge:Chromeと同じエンジンおよびWindowsのルートストアにSectigoルートが組み込まれているため、警告なく利用できます。
- Mozilla Firefox:Firefoxは独自のルートストアを持ちますが、こちらにもSectigoルートが組み込まれているため、問題なく利用できます。
- Safari(macOS/iOS):AppleのルートストアにもSectigoルートが含まれており、Mac・iPhone・iPadのいずれでも警告なく利用できます。
2025年のSectigoルートCA刷新について
2025年、Sectigoは新しいルート証明書体系(Sectigo Public Server Authentication Root R46/E46)へ移行しました。この新ルートも、すでに主要なルートストアに組み込みが完了しており、2026年1月時点で移行は完了しています。おおむね2022年以降に提供・更新された環境であれば、この新ルートを標準で信頼します。
古い環境ではどうか
長期間更新されていない古いブラウザやOSなど、新しいルートをまだ認識していない環境も、ごく一部に存在します。こうした環境のために、FujiSSLの証明書にはクロスサイン証明書が含まれています。これは、従来から広く普及しているルート(USERTrust)を経由して信頼を確立する仕組みで、古い環境でもエラーなく接続できます。証明書のダウンロード時に提供される証明書一式(中間証明書を含む)をそのままサーバーに設定すれば、新旧どちらの環境にも対応できます。
もし警告が表示されたら
FujiSSLの証明書を正しく設定していれば警告は出ませんが、万が一表示された場合は、証明書そのものではなく、設定に原因があることがほとんどです。以下をご確認ください。
- 中間証明書が正しく設定されているか:中間CA証明書がサーバーに設定されていないと、ルートまでたどれず警告が出ます。証明書一式をまとめて設定してください。
- 証明書の有効期限が切れていないか:期限切れの証明書は警告の対象になります。
- サーバー名(コモンネーム)とアクセスURLが一致しているか:証明書のドメインと、実際にアクセスしているドメインが異なると警告が出ます。
これらの設定に不安がある場合は、ACME自動更新を利用すると、証明書の取得から中間証明書を含む設置までが自動で行われるため、設定ミスによる警告を防げます。